転職ご相談事例

皮膚科の門前薬局で知識に偏りがあるし多忙でキツい。転職した方がいい?

タニシ
26歳、女性

はじめまして。タニシと申します。薬剤師として働き始めて2年目の26歳です。

皮膚科の門前薬局に勤務しており、入社当初からこちらで働いているので、薬の知識に偏りがあることが気になっています。「このままではまずい」と思って、他店舗の応援に行って皮膚科以外の調剤にも携わるように心がけているのですが、限界があります。

門前薬局で忙しいということもあり、現状異動を希望しても、すぐに異動することができるケースは少ないです。本当に忙しい店舗で、たまに他店舗からヘルプに来る方も「ここはきついね~」と言っています。私自身、体力的にも精神的にもかなりきついです。

けれども、厳しい環境ではありますが、一緒に働いている職場の仲間がフォローしてくれるので、それに助けられている部分が多くあります。新人の頃から丁寧に教えてもらって、優しく育ててもらってきたので、人的な環境はとても良いと思っています。

転職をしたいのですが、踏ん切りがつかないでいるのが正直なところです。転職したところで労働環境が良くなるかは分からないですよね。

こういうケース、ドラおじさんならどんなアドバイスをしますか?聞かせてください。

ドラおじさん
薬剤師専門の大手人材紹介会社に勤務していたアドバイザーで、薬剤師転職のプロ。見た目はメタボだけど仕事はめちゃくちゃ頼りになるおじさん。(実在の人物です。ドラおじさんの詳細はこちら

お問い合わせいただきありがとうございます。ドラおじさんです。

結論からお伝えすると、転職もしくは店舗異動した方が良いでしょう。理由は、タニシさんも気に掛けている通り、薬の知識が偏るからです。もう5年、このまま皮膚科だけで就業していると転職が困難になりますし、在宅医療での活躍も望めなくなる可能性が高いです。

在宅医療だと、幅広く対応できる必要があるので、複数科目の経験がないと難しいです。ご高齢の方は内科の疾患や呼吸器の疾患をお持ちの方が多いので、それらの薬を知らないと、飲み合わせや副作用の問題に気付けない可能性がありますから。そのため、皮膚科だけだと多様な患者さんに対応することが難しいんです。

また労働環境も、転職によって改善される可能性は十分にあります。特に投薬数が多すぎると、ミスが発生する可能性が高くなりますよね。その点は転職ないし異動で改善した方が良いと思います。

人間関係が良好なのは素晴らしいことですね。残念ながら人間関係については、入社するまでわからないことが多いので、転職の場合はなかなか難しい問題です。そのため、もし転職する場合は店舗見学などを行い、入職前に実際に働いている方と触れ合う機会を持つのがお勧めです。

人間関係についてですが、私は「雑談をしているか」をよく見ています。冗談を言い合える、場を和ませてくれる人に対して、どんな対応をしているのかとか。「お昼ご飯はどうしているんですか?」とか「夜みんなで飲みに行くこともあるんですか?」っていう質問もしますね。仕事中は黙々と仕事してていいんですが、仕事のやり取りひとつ取っても、フランクな所と固い雰囲気な所があります。店舗の方々の関わり合いで判断すると良いと思います。

まずは紹介会社を利用して、情報収集をしてみてはいかがでしょうか。紹介会社はマイナビがおすすめです。マイナビは求人情報収集チームがあり、管理職の方の人柄や店舗の人数、年齢層も確認できているケースがあるので、タニシさんのご要望により近い求人が見つかると思います。

転職の流れをご紹介しますね。
1)紹介会社に複数登録し、電話面談を実施
※急に見知らぬ番号から電話が掛かってきます。取れなかった際は折り返してください
2)”希望が叶う”求人を紹介してもらう
3)興味のある求人に応募してみる

私にも求人を共有してもらえれば、「ここは明らかに希望が叶わないはず」「ここは異動が多い」「ここは年収が安い」といった情報を提供します。お気軽にお声がけください。

M先生
精神科医。地方都市の病院勤務。(詳細はこちらのページで)

皮膚科の門前薬局勤務で知識が偏ってしまうのではないかという心配と、多忙な勤務への忙しさなどから転職を考えているということですね。医師の立場から回答いたします。

門前薬局の場合、クリニックが一般内科などであれば幅広い薬剤を扱いますが、眼科・皮膚科・精神科などのいわゆる「マイナー科」であれば、出される薬剤が限られており、ご心配も理解できます。

ただ、現在の日本は高齢化が進んでおり、その結果合併症も多いため、皮膚科のクリニックといえど、さまざまな薬剤を内服している患者さんも多いと思います。皮膚科でも出されるであろう抗真菌薬には、併用禁忌・注意の薬剤も多いですし、ステロイドを使う場合には感染症などの管理も重要になるでしょう。

皮膚科という軸足があることで、「疾患や患者さんの見方が確立され、かえって知識の幅が広がる」とも考えられます。

我々医師の場合でも、初期研修2年間はさまざまな科を回ります。ただ、多くの科を回った研修医が幅広い知識を持っているとは限りません。目標を定めて、ひとつの科で長い期間学んだ研修医の方が、視点も定まっていますし目標もしっかりしているので、知識も深く、その幅も広いことは珍しくありません。

まずは皮膚科から医療全体を学んでみるのも悪くないとは思います。

最終更新日:2019年6月18日
カテゴリー:転職ご相談事例

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