転職ご相談事例
育休明けの復職が決まっているけど、子供を保育園に預けるべきか悩み始めてしまった
- 紗千香さん
- 28歳、女性
育休を取得後、保育園も決まって、4月から復職する予定でした。しかし、子供が小さく可愛い時期に一緒に居てあげられないのは、本当に子どもにとって良いことなのか?とここにきて悩みはじめてしまいました。ただ、子どもはお友達と遊ぶのが大好きで、「家で親子2人でいるよりも、保育園に預けてお友達と触れ合う機会があった方が良いのではないか」とも考えています。
育休を取得した経験のある先輩に相談したところ、「復職は無理にする必要はないけれども、1歳児クラスは競争率が高くなるので、入園が難しいかもしれない」という話を聞きました。
働いていた職場に不満があるわけではないのですが、私の両親は「子どもは3歳まで母親がみる」という考え方を持っていました。主人は仕事が忙しく、育児は私が主体となるため、「君に任せる」と言ってくれています。正解のない問題ではありますが、子どもにとって最善策を選びたいのが親心です。
アドバイスを頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
- ドラおじさん
- 薬剤師専門の大手人材紹介会社に勤務していたアドバイザーで、薬剤師転職のプロ。見た目はメタボだけど仕事はめちゃくちゃ頼りになるおじさん。(ドラおじさんの詳細はこちら)
お問い合わせありがとうございます。ドラおじさん工藤です。
結論から申し上げます。お子様との時間を優先しては如何でしょうか。でないときっと、紗千香さんが将来後悔するとお見受けしました。
私にも子どもがおりますので、お気持ちは良く分かります。かわいい時期は日々過ぎ去っていき、毎日本当に変化・成長し続ける様を、すぐそばで過ごせる時間は今しかありませんよね。
お子さんが複数人いらっしゃって、どうしても働かなきゃいけない事情がある場合は別ですが、そうじゃない場合には悩んでいる場合、フルタイムで働くのはお勧めしません。「お金に困っていない方」が復職する場合、働いていくうちに苦しくなって悩んで辞めてしまう方が多いのです。
まずは仕事を軽めにはじめてみてはいかがでしょうか。仕事に慣れてきて「行けるな」と思ったら日数を増やしたり時間を延ばしたりすれば良いですし、「駄目だな」と思ったらそのままのペースを維持すれば良いと思います。「子どもが好き・子どもと一緒にいたい」という気持ちを大切にして、非常勤や扶養内で復職するのがお勧めです。
同様の事例を見てきましたが、迷ったり悩んだりして復職をなさった方は皆さん、結局仕事を辞めてしまいます。金銭的に苦しくなくて、状況が許すのであれば、無理して働く必要はないと思います。
そのため、もし働くとしても最低限の時間の勤務に抑えましょう。そして、通勤圏内かつ条件が合うなら大手企業が良いです。将来的に正社員(フルタイム)になりやすいためです。
下記の大手紹介会社に登録して電話面談を行ってみてください。
転職の流れは以下の通りです。
1)紹介会社に複数登録し電話面談を実施します。登録をすると急に見知らぬ番号から電話がきます。取れなかった際は折り返してあげてください。
2)”希望が叶う”求人を紹介してもらう。
3)興味のある求人に応募してみる。
もしお手間でなければ私にも求人を共有してください。「ここはフルタイムへの変更が通りにくい」「パートでも残業がある」などの情報を提供させていただきますね。
- ひとみ
- 薬剤師、ライター。オランダ在住。(詳細はこちらのページで)
お子さんのことを大切に思っていらっしゃるんですね。ただ、私からは「子どもは3歳まで母親がみる」という固定概念にとらわれず、働きに出ることをおすすめします。
理由は以下3つです。
・薬剤師は現場復帰が大変
・働くことが気晴らしになる
・子どもが親にベッタリな時期が長いと預けるのがますます大変になる
薬剤師を取り巻く状況は、ものすごいスピードで変わっていきますよね。調剤報酬の改定があったり、新薬や新しいジェネリック医薬品が追加されたり…。数年離れたらもはや現場は異世界です。現場に戻ってきた時は、最新の情報をチェックするのがとにかく大変でした。また、働くこと自体が育児の気晴らしになるという面もあります。
私の知り合いにも、紗千香さんと同じように「幼稚園に入るまでは子育てに専念する」と話していた薬剤師がいました。しかし彼女は「働いている方がよっぽど楽」だと、保育園に預けて復帰しています。実際に同じようなことを言って復帰してきたママさん薬剤師の話はよく聞きますので、おそらく珍しいケースではないのでしょう。
一日中子どもと一緒にいるのは本当に大変です。育児について気軽に話せる相手がいない場合は、ストレスもたまりますよね。そのため働くこと自体が気晴らしになるという側面もあるのではないでしょうか。
また個人的な感覚ですが、月齢が低いと後追いがないため、知らない場所にも意外と早く順応する子が多いように感じます。後追いとはママがいなくなったことを認識し、泣いたり探し回ったりする行動のことです。さらに年齢が上がると、親から離れることを嫌がって大泣きする子も珍しくありません。朝から大泣きしてママから引き剥がすように幼稚園に預けるのは、ママも子どももつらいですよね。そういった意味で、小さい頃から預けたほうが、子どもにとってもママにとっても楽かもしれません。
それに紗千香さんのお子さんは「お友達と遊ぶのが大好き」とのことなので保育園に預けても楽しんでくれるかなって思います。子どもは本当にかわいく、同時に手がかかるものです。
だから親って、どうしても「私がずっとそばに居てあげないと」と思ってしまいますよね。
でも安心して預けられる場所があるなら、ママは外で頑張ったほうが、親にとっても子どもにとってもいいのかもしれませんね。