転職ご相談事例
薬剤師におすすめのドラッグストアはどこ? 違いが分からないので教えてください!
- はるさん
- 26歳、女性
はじめまして、病院薬剤師として働き始めて2年目のはるです。
今の仕事に何か不満があるというわけではないのですが、やっぱりどうしても給料の安さが気になってしまいます。調剤薬局やドラッグストアで働いている友人と比べると100万円以上は軽く低いです。
病院でいろいろ学べる環境はありがたいのですが、給料を犠牲にしてまで働き続けたいかというとそうでもないので、金払いが良いドラッグストアへの転職を考えています。
でも、ドラッグストアってどのように選んだらいいのでしょうか? 各社の違いがよく分かりません。私がよく買い物で使っているのはマツキヨなので、マツキヨでいいのかな?とも思っていますがどうなんでしょう。
マツキヨのほかに、地元にしかないようなまったくメジャーじゃないドラッグストアもあるので気になっています。
どこの企業に転職しても結局は配属になる店舗によって扱っている商品は違うし、企業ごとの違いってレジ操作の方法とか年収とかくらいしかないような気もするので、どうやって転職先を選べばいいのか困っています。
おすすめのドラッグストアを教えてほしいです。よろしくお願いします。
- ドラおじさん
- 薬剤師専門の大手人材紹介会社に勤務していたアドバイザーで、薬剤師転職のプロ。見た目はメタボだけど仕事はめちゃくちゃ頼りになるおじさん。(ドラおじさんの詳細はこちら)
ドラッグストアのおすすめは大手です。こだわりがないなら、とりあえず大手を選びましょう。
全国チェーンの大手が一番で、次点がいわゆる「地域一番店」、その都道府県で圧倒的なシェアを持っているチェーンですね。ドラッグストアでは基本、全国チェーンの大手がいちばん金払いが良いです。地域一番店は、給与は若干負けます。一方で、10店舗ぐらいの小さいところは金払いも悪いですし、いずれ買収されるのでやめたほうが良いです。
大手の中でもおすすめは、スギ薬局とウエルシアです。マツキヨではありません。在宅をやっているところが確実に今後は生き残っていけるので、そういうところを選びましょう。
地域一番店というのは、具体例を挙げると静岡の杏林堂とかですね。杏林堂は、メインどころの浜松の人に対する知名度で言うと、ユニクロより上です。浜松市の人口以上の枚数のポイントカードが杏林堂から発行されていて、浜松市の人はほぼ全員、杏林堂のポイントカードを持ってるんですよ。そんな会社、儲かっているに決まっていますよね。
ドラッグストアは今、薬局を上回る勢いで処方箋も増加しているので、薬剤師ならドラッグ一択なんじゃない?って個人的には思っています。調剤もできるし、在宅もできるし、未病対策もできるし。ちゃんとしたところに入れば、ですけどね。
- ひかり
- 都内のドラッグストアで働いていた薬剤師。現在は九州でのんびり暮らしています。現在は現場を離れ、ライターふくめいろいろな仕事にチャレンジ中。
もっとお給料が貰えるドラッグストアへ転職したいけど、おすすめのドラッグストアが分からないというお悩みですね。
この悩み、よ~~く分かります…!私は新卒でドラッグストアに入ったんですけど、就活中は「どこのドラッグストアも同じじゃないの?違うっていっても給料くらいじゃない?」と思って悩んでいた経験があります。
それで、私もはるさんと同じように「よく買い物でマツキヨを使うから、マツキヨでいっか!」って感じで選びました。
どこも変わらないなんて思ってましたが、働き始めると企業による違いがたくさん見えてきたので「もっとちゃんと下調べをしておけばよかった…!」って思いましたよ。
(決してマツキヨをおすすめしないって言っているわけじゃないですよ!)
ぶっちゃけ、どこのドラッグストアがおすすめって言うのはかなり難しいです。ドラッグストアって企業によって体質がまったく違うので、人によって合う合わないがあると思うんですよね。
この体質っていうのはとても大事で、あるところは「とにかく人件費を削ることが命!残業代を出したくないからサビ残ね☆」というところもあれば、あるところは「会社のためにありがとう!もっと働きやすい環境を作るね!」ってところもあるんです。
(あんまり大っぴらに言えることじゃないんですけど、休日出勤が当たり前のところもあるので、ドラッグストア選びは本当に注意してください)
だから、もし知り合いにドラッグストアで働いている友人がいたら、詳しく話を聞いてみるのをおすすめします!
あとは薬剤師の仕事内容もチェックしておきましょう!
中にはレジばっかりで薬剤師らしい仕事ができないところもあるし、食品がメインのドラッグストアだとそもそも薬を買いに来る人がそんなにいないってこともありますよ。
病院からドラッグストアに転職するとこういうところがギャップになりやすいと思うのね。「あれ?私、薬剤師やってる?」ってなっちゃう人、少なくないですよ。
なので気になっているドラッグストアで働いている薬剤師を実際に観察しに行くのもおすすめです。「ここは私に合いそうだな」「ここはちょっと薬剤師としてはツライかな」ってのが見えてくるかと思います。
大手のドラッグストアだから働きやすい、中小だから働きにくいとかは絶対にないので「働きやすさはどうなの?」ってことを中心にドラッグストアを選んでみてはどうでしょうか。
あとは昇給のしやすさもチェックしておくと◎。上がるところはジャンジャン上がるし、上がりにくいところは何年いてもお給料が変わりません。
参考になったら嬉しいです!
- 最終更新日:2020年7月29日
- カテゴリー:転職ご相談事例
- タグ:20代女性薬剤師, ドラッグストアへの転職