ドラおじコラム
転職サイトのコンサルタントって信用していいの? 紹介会社の偉い人に聞いてみた_[PR]
こんにちは、yuyan です。
さて、あなたは「紹介会社のキャリアコンサルタント」というとどんなイメージがありますか?
コンサルタントって聞くと、なんとなく近寄りがたいイメージがありますよね。あと、口が達者で、こちらが何を言ってもうまいこと言いくるめられそう……みたいな、悪いイメージを持っている方もいるんじゃないでしょうか。
実は僕は、この「ドラおじさん」というサイトの運営をとおしてこれまで50人くらいの薬剤師さんと直にお話をさせていただいているんですが、紹介会社のキャリアコンサルタントに対して良い印象を持っている人はゼロでした……。
本来、
「あのコンサルタントの方のお陰で、人生変わりました」
みたいな薬剤師さんが1人は居ないとおかしいと思うんです。だって転職って実際、人生を変えるほどの大きなインパクトがあるじゃないですか。なのに、そんな人は1人も居ませんでした。
なぜこんな話をしたのかというと、実は先日、紹介会社「メディカル・プラネット」の秋山さんという方から「自社サイトをリニューアルするので、広報用のインタビュー記事を書いてほしい」というご相談をいただきまして。
それで詳しくお話を伺ってみると、どうもメディカル・プラネットさんは、実際にはすごく良いサービスを持っているのに、その良さがうまく薬剤師さんたちに伝わっていないのだということが分かったんです。
これって、メディプラさんだけでなくて、業界全体で何とかしないといけないことだと思っています。
たしかに、薬剤師さんが出会わないほうが良いダメなコンサルタントというのは世の中に沢山います。でも中には今回ご紹介する方のような「良いコンサルタント」もちゃんと居るわけで、そういう方が悪い人たちの中に埋もれてしまうのはめちゃくちゃもったいないです。
そこで、メディプラ秋山さんの仕事のスタンスや、パーソナリティを掘り下げることで「紹介会社のキャリアコンサルタントってこういう人もいるんですよ」というのを薬剤師さんたちにお伝えできないかと思って、この記事を作りました。
したがって本記事はいわゆる記事広告なんですが、まだ1度も転職をしたことがない方や、転職サイトで失敗したことがある薬剤師さんなんかには特にお役に立てる内容だと思うので、ぜひお読みいただけると嬉しいです!
メディプラ秋山さんに聞いたこと
- 広告で「年収が上がる」って書いてるのは、あれ、どこまで本当なんですか?
- どういうスキルとか経験があれば、企業の採用担当にウケが良いんですか?
- 紹介会社なんて正直、どこ使ったって変わらないって聞いたんですけど、本当ですか?
- 紹介会社は薬剤師を食いものにしているって聞いたんですけど、本当ですか?
今回の取材風景
というわけで、これが今回の取材の様子です。
写真向かって左が、今回お話を伺った秋山さんです。株式会社メディカル・プラネットの執行役員を務められており、現役でキャリアコンサルタントとしても活躍されています。ここのページの一番上にいる人ですね。過去、数百名の薬剤師さんのキャリア相談に乗ってこられたベテランです。
右は、僕です。
取材は9月の下旬に行いました。場所は、五反田の居酒屋です。当日が金曜日の夜だったのと、雨が降っていたのもあって、店内はかなり混んでいました。
ちなみに、メディカル・プラネットさんは医療系人材紹介の業界ではかなりの古参で、僕が自分のサイトで紹介しているエムスリーさん、リクルートさんよりもずっと前からやられている会社さんです。規模は、業界の中では小〜中の間くらいです。その辺りも踏まえてお読みください。
1.広告で「年収が上がる」って書いてるのは、あれ、どこまで本当なんですか?
yuyan:
というわけで、さっそくはじめたいと思います。
秋山:
はい。よろしくお願いします。
yuyan:
最初の質問ですが、最近って、前と比べて「薬剤師の転職サイトの広告」が本当にいっぱい出てくるようになりましたよね。PCでもスマホでも、どのサイトを見ていても必ず出てくるじゃないですか。
秋山:
そうですね。
yuyan:
で、その中でも特によく目にするのが「転職すると年収が上がりますよ」とうたっている広告です。
yuyan:
だいたいどの会社も、転職したら必ず年収が上がりますよ、みたいな見せ方をしてますよね。あれって、どこまで本当なんですか? 僕は正直、紹介会社が実際よりもけっこう盛って見せてるんじゃないかと思ってるんですけど。
秋山:
分かりました。お答えとしては、薬剤師さんの場合、事実、ほとんどのケースで年収を上げることが可能なんです。
yuyan:
あ、そうなんですか? じゃあ「転職すると年収が上がる」というのは、あながち嘘ではないということですか?
秋山:
はい。現状、人材不足で困っていらっしゃる薬局さんはかなり多いですから。
秋山:
例えばクライアントさんの中には、薬剤師さんが採用できないと店舗をたたむしかないような状況のところもあります。なので、そういう薬局さんに「もう少しだけ年収を上げていただければ、行きたいと仰っている薬剤師さんが居るのですが……」とお伝えしたとしたら、それはもう年収を上げざるを得ない状況になると思います。
yuyan:
確かに。
秋山:
でも、これは注意していただきたいんですけれども、年収だけを見て転職するのは良くないです。
yuyan:
なぜですか?
秋山:
ミスマッチになるリスクが大きいからです。実際によくいらっしゃるんです、「私は薬剤師なんだから、給料が高くて当たり前」という感覚で転職先を選んだら、給料以外の条件がメチャクチャだった、という方とか。
秋山:
あと薬局さんの方でも、他の紹介会社で「お金はいくらでも出すから」という感じで採用を急ごうとして、それが原因で職場の雰囲気にぜんぜん合わない人を採ってしまって困っている、という方がよく相談にいらっしゃいます。
yuyan:
なるほど。それはなんとなく、ありがちな感じがしますね。
yuyan:
でも紹介会社にとっては、年収が上がったほうが手数料収入が増えますから、年収でパパっと煽って転職させて、売上成績を伸ばそうとする悪いコンサルタントもけっこう居そうですよね。
秋山:
そうなんです。だから「年収が上がります」という広告が多いんだと思うんですが、これをあまり過剰にやって転職を促すのは本当に良くないです。
yuyan:
その点でいうと、僕はサイト運営者としてその煽りに加担できてしまう立場ですから、けっこう気をつけないといけないですね……。
2.どういうスキルとか経験があれば、企業の採用担当にウケが良いんですか?
yuyan:
おそらく転職する薬剤師さんのほとんどが気にするポイントとして、「どういうスキルや経験があれば採用担当にウケるのか」というのがあると思うんです。秋山さんはこれまで、薬剤師の採用の現場を数えきれないほどたくさん見てきていると思いますが、この点に関してはどう考えますか?
秋山:
そうですね、一番はやはり「コミュニケーション能力」だと言われます。
yuyan:
あ、そうなんですね! 実はそれ、僕のサイトを監修してもらっているコンサルタントも全く同じことを言っていたんですよ。
秋山:
「患者応対がきちんとできない薬剤師さんを採用してしまって、困っている……」というようなご相談は、実際に私もよく頂いていますね。
yuyan:
なるほど。でもすみません、コミュニケーション能力が薬局のお仕事でそこまで大事だっていうイメージは、正直言って無いんですよね……。どうして、大事なんですか?
秋山:
それは、コミュニケーションの質が、薬局の売上に直結するからです。
yuyan:
そうなんですか?
秋山:
はい。例えば、yuyanさんは薬局でなにか不愉快な思いをしたことってありませんか?
yuyan:
えーっと、あります。風邪でめちゃくちゃ体調が悪いときだったんですけど、そのときはもうとにかく早く薬が飲みたくて。すぐにでも薬を飲んで布団にくるまりたかったんですよ。
yuyan:
なのにその日は、薬を渡される手前で「今日はどうされたんですか? 喉が痛いんですか? いつから症状が出てるんですか? 先生は何て言ってましたか? アレルギーはあるんですか?……」って、すごい根掘り葉掘り聞かれれて。気分が悪かったんで、特に何も言わなかったんですけど、でも、これ意味あるのかな……?って思って。
秋山:
なるほど。すると、その薬局にはもう行かなくなりますよね。
yuyan:
そうですね、しばらくは行かないです。まあ、気が向いたら行くかもしれないですけど。担当の人がだいたい同じなんですよね。
秋山:
薬局の採用担当の方は、それを恐れていらっしゃるんです。
yuyan:
そうなんですね……。まあでも確かに、調剤薬局なんてそんなに真剣に選ばないですもんね、患者は。正直、近ければどこでもいいですし。
yuyan:
さっきのも、聞く必要があって聞いてるんだってことは僕は知ってるんですけど……単に聞き方が問題だったっていうか。
秋山:
極論を言うと、薬剤の知識は無くても、コミュニケーションがうまくできる薬剤師さんだったらそれで良い、というようなことをおっしゃる方も居るくらいなんです。
yuyan:
そうなんですか?! だいぶ極端ですね。
秋山:
ええ。そういう方がいらっしゃるくらいなので、「薬の知識」を持っているだけではダメなんですね。
yuyan:
んー……でも薬剤師さんって、コミュニケーションを取りたいっていうよりも、自分の持ってる「薬の知識」を活かして何かしたいっていう方のほうが多いんじゃないですか?
秋山:
はい、その傾向はあると思います。
yuyan:
だって、すごい大金をはたいて6年間もかけて大学を出るわけですよね。なのに、「その知識は別にいらないから、とにかくコミュ力を磨いてくれ」って言われてるようなものですよね。それって、辛くないですかね……。
秋山:
そうですね。程度の差はあると思いますが、その点で悩んでいる薬剤師さんはとても多いと思います。
yuyan:
あれですかね、やっぱり薬剤師さんも、ドクターみたいに「先生」って思われたり呼ばれたりしたい、っていうのがあるんですか?
秋山:
ちょっとそれは分からないですけれど、少なくとも患者さんからはそういう風には思われていないですよね。
秋山:
ちなみにヨーロッパとか海外の国だと、薬剤師の社会的な地位がすごく高くて、それこそ医者と同じくらいのレベルで尊敬されているところもあるんです。おそらく文化の違いから生まれる差かなと思うんですが。
yuyan:
じゃあ日本でも、頑張ればいずれそういう風になれるかもしれないですね……。
3.紹介会社なんて正直、どこ使ったって変わらないって聞いたんですけど、本当ですか?
yuyan:
次は、今回リニューアルされた求人サイトに関わる質問をさせていただきます。
秋山:
お願いします。
yuyan:
僕がこのドラおじさんのサイトを作るときに思ったことがあるんですが、どの求人サイトも見ててほんと変わり映えがしないよなあ、と。それぞれの求人サイトに合った紹介というのをちゃんとしていきたいんですけど、同じことばっかり書いてあって、差が分からない。だから紹介文を書くのがすごく難しかったんです。
秋山:
はい。それは私も思いますw
yuyan:
で、これってたぶん薬剤師さんたちも同じ感覚じゃないかなと思っていて。「紹介会社なんてどこ使ったって同じだよ」と思っている人がけっこうな割合で居ると思うんです。実際、僕がお話したことがある薬剤師さんは、みんなそういう感じでした。
yuyan:
僕が秋山さんに伺いたいのは「紹介会社なんてどこも変わらない」というのは本当なのか? そしてもし違うのであれば、どうしてこんな分かりにくい状況になってしまっているのかという理由を伺いたいです。
秋山:
分かりました。まず「紹介会社なんてどこも変わらないのか」という点ですが、もちろんそんなことはありません。ちゃんと違いはあります。
秋山:
弊社メディカル・プラネットを例として説明させていただきますと、弊社のいちばんの強みとして、有名大手よりもマッチングの精度が高いということが挙げられます。これは何故かというと、メディカル・プラネットでは「求職者担当」と「クライアント担当」のスタッフを分けずに対応しているからです。
yuyan:
普通は、求職者担当とクライアント担当が分かれているものなんですか?
秋山:
そうです。どうして大手はそうしているかというと、そのほうがたくさんの求職者を紹介できるからです。実際、求職者の対応と、クライアントの対応とでは必要なスキルが全然違いますし、同じ担当に両方覚えてもらうよりは、片方に集中して覚えてもらったほうが効率が良いですから。
秋山:
でも、実はこのやり方は「マッチングの精度」が落ちてしまうんですよ。
yuyan:
どういうことですか?
秋山:
一般的な紹介の流れというのは、まずは求職者担当がヒアリングをして、そのヒアリングした情報をクライアント担当に渡して……という風に、流れ作業的に進んでいきます。そしてこの情報の受け渡しのときに、文章では表現しづらいニュアンスであるとか、求職者さんの雰囲気みたいな情報が抜け落ちてしまう。
秋山:
私は、この文章で表現できない部分というのが、紹介のマッチングにおいて一番重要だと思っているんです。例えば「この性格の薬剤師さんは、あそこのワンマン社長とであれば相性が良いかもしれない……」といった発想が、担当が分かれているとできなくなってしまう。これがスタッフ1人による一気通貫の対応であれば、きちんとできるようになるんです。
yuyan:
なるほど……。確かに、「あの人とあの人は気が合いそうだな〜」みたいなのは、両方の人と接していないと分からないですよね。なんとなくそれはあったほうが良い気がします。
秋山:
そうです。転職って、その方の人生を左右する大事なイベントじゃないですか。だから雑にやりたくないんです。丁寧に心こめてやりたいんです。
yuyan:
いやー……それ、めちゃくちゃ素晴らしいと思ったんですけど、でもその良さって、薬剤師さんにはほとんど伝わってなくないですか?
秋山:
そうなんです……。だから弊社は、紹介数とスピードでは大手さんに勝てないんです。
yuyan:
そうですよね……。
秋山:
たぶん、薬剤師の皆さんが転職のときどうしているかというと、「あ、リクルートか。リクルートだったらとりあえず、間違いがないだろう」「マイナビだったら間違いがないだろう」「メディカル・プラネット……ん? 聞いたことないな。やめとこう……」と……。そうなっているんだろうなと……。
yuyan:
まあ、そうでしょうね……。
秋山:
だから弊社にいらっしゃる方というのは、リピーターがすごく多いんです。たとえば、5年くらい前に正社員で紹介させていただいた方が、「もっとスキルアップしたい」ということでまたご相談をいただいたりですとか。
秋山:
これはおそらく、その方が転職を何度か経験されてきたなかで、弊社のサービスが他社と比較したときにより良かったと思っていただけているということなのかなと思うんです。
秋山:
でも今後はそういった方たちだけではなくて、メディカルプラネットをまだ知らない方にも弊社の良さを知っていただいて、新規のお客様にももっとたくさん来ていただけると嬉しいなあと思っております。
yuyan:
分かりました。ちょっと冒頭の質問に戻りますね。
秋山:
はい。
yuyan:
多くの紹介会社さんがどこも変わり映えがない感じに見えてしまう理由は、実はみなさん内々ではすごくしっかり企業努力をされていて、差別化も考えたりして頑張っているんだけど、それを「分かりやすい形」で表現できていないから。
yuyan:
だから、大手だから、とか。テレビや雑誌で見たことがある、とか。お祝い金がある、とか。そういう目に見える分かりやすいものに、薬剤師さんがみんな流されてしまっている。そういうことですか?
秋山:
はい、そうです。
yuyan:
なるほど……つらい話ですね……。
4.紹介会社は薬剤師を食いものにしているって聞いたんですけど、本当ですか?
yuyan:
これは人から聞いた話なんですけど、じつは薬剤師さんの中で「紹介会社は、薬剤師を金儲けの道具として見ている」って言っている人が、そこそこ居るみたいなんですね。あと、紹介ビジネス自体をすごく敵視している人とか。なんか、薬学部の大学の教授とかが、そういう感じの人が多いって聞いて。
秋山:
なるほど。
yuyan:
で、いままで伺った感じですと僕自身は、メディカル・プラネットさんが、あるいは秋山さんご自身が、そういう、薬剤師さんたちをバカにしたようなお仕事をされているとは全く思っていないんですけど……。
yuyan:
ただ、とはいえ「薬剤師さんたちのタメになるサービスをする」ということと、「事業としてお金を稼ぐ」ということが、うまく両立しないケースってあるんじゃないかと思っていて。どっちかを取らないといけない場面ってあるじゃないですか。
秋山:
そうですね。
yuyan:
そういう状況があるなかで、秋山さんご自身はどういうスタンスでお仕事をされているのか。会社としてのスタンスでも、個人的なスタンスでもいいんですけど、いかがですか?
秋山:
分かりました。そうですね……これはご質問の趣旨とは、ずれてしまうかもしれないんですが……。
yuyan:
大丈夫です。
秋山:
私いま44歳で、一応「執行役員」とか「事業部長」とかっていう役職に付いてるんですね。で、私みたいなのって世間ではキャリアウーマンって言われるじゃないですか。じつは私、キャリアウーマンって大っ嫌いで。
yuyan:
えっ? そうなんですか???
秋山:
大嫌いです。どうしてかって言うと、キャリアウーマンって、なんか近寄りがたくて冷たくって、バシバシバシっ!て切られちゃうような感じがあるじゃないですか。「わたし仕事してますけど?」「わたし何でもやれますよ?」みたいな。私、そういうの嫌いなんですね。
秋山:
だから、本当は役職なんて要らないんです。興味がない。ただ十何年も会社に長く居たから、このポジションに収まっちゃっただけだと思うんです。
yuyan:
それは絶対に違うと思いますw
秋山:
自分でも、こんな事業部長いないよなと思うんですけど……。私、ただ色んなことを考えたり、人とお話をしたり、楽しくやれてればそれでいいんですよ。私のモットーは「プライベートの充実」ですから。プライベートのために仕事をしている、っていう。
秋山:
だって、仕事って基本的に辛いじゃないですか。それよりも、ご飯を食べに行ったり、洋服を買ったり、みんなで旅行に行ったりとか、そういうことをしてた方が楽しいですよね。
yuyan:
あれですね。自分に正直な方なんですね……。
秋山:
なんですかね。その、かっこつけるとか、そういうのが好きじゃないからですかね。私なんて本当に大したことない人間ですから。メールなんて誤字だらけですからね。よく返信してくれたなあ、とかいつも思うんですけど(笑)
秋山:
で、すみません。ちょっとズレちゃったんですけど、私自身がそういう感じなので、なんか商売的な感じで規模をガンガン大きくしようとか、「いまは医療系が儲かるから一気に刈り取ってやろう!」とか、会社的にも全くそういう感じではないんですね。
yuyan:
そうなんですか。
秋山:
今回のリニューアルだって、例えば「検索でトップに行きたい!」とか、そういうふうに思っているわけではないんですよ。ただ、この薬剤師さんに対する想いとかが、どうやったらちゃんと伝わるのかなって思ってるだけなんです。
yuyan:
本当ですか? 本当にそう思ってますか?
秋山:
はい……思ってる、と思います……。
秋山:
ただ仮にですけど、もし「ガンガンお金稼いで来いオラー!」みたいな立場に追い込まれたとしたら、そういう風に変われるとは思います。なんでかって言うと、私、この仕事に就く前はベンチャー企業の営業とか、不動産の営業をずっとやってましたから。そのときは、ほとんどビジネス的な感じだったので。
yuyan:
どうして、考え方が変わったんですか?
秋山:
モノを売り込むんじゃなくて「人を売り込む」っていうのはどういう仕事なんだろう?と思ったのが、この仕事をはじめたキッカケだったんです。で、実際にやってみて思ったのが、この仕事って、ちゃんとやろうとすればするほど儲からないんですよ。
yuyan:
そうなんですか?「人材紹介の会社、すげー金儲けしやがって……」って思ってる人、世の中にいっぱい居ると思いますけど。
秋山:
いやホントに、ぜんぜん儲けてなんかないんですって……もちろん、事業としてきちんと継続することも大事ですから、常識的な額のお金はいただいていますけども。
秋山:
あの、そもそも儲かる仕事ではないんですよ、人材って。それを変に儲けようとするから、たとえば薬剤師さんを人じゃなくてモノとして扱ったりとか、辻褄が合わないことをして問題が起こるんだと思うんです。そういうの嫌じゃないですか。ずーっとそういうのやれって言われたら、たぶん無理だと思う。
yuyan:
なるほど……。あと、これもドラおじさんが言っていたことなんですけど、「キャリアコンサルタントの8割は強引だ」っていうのがあって。これに関してはどう思いますか?
秋山:
そうですね、正しいと思いますよ。それは多分、会社的にそういうやり方をしているんだと思います。要は流れ作業ですよね。利益を追求するためのマニュアルができ上がっていて、それに従ってみんな動いて、どんどん効率を高めていって、っていう。
秋山:
私も営業畑は長いですから、強引になってしまうのも分かるんですけど、でも私はそういう風にはしたくない。
yuyan:
まぁ……そうですよね。
秋山:
薬剤師さん、クライアントさん、あと紹介会社の全員が納得いく、三方良しになれれば良いと思うんですけどね……まあ、とはいえこれって私が口で言ってるだけの話なので、実際どうなのか確かめていただくには、いちど弊社に来ていただくしか無いかなと思っています(笑)
yuyan:
そうですね(笑) ありがとうございました!
インタビューを終えて
今回のインタビュー、実はトータルで5時間もお話を伺っているんですが………後半はいつの間にか僕の人生相談みたいな感じになってしまいまして、奇しくも「キャリアコンサルティングってこういう感じなのかあ〜!」というのを味わうことができました。
はじめに「執行役員の方がインタビューに来る」と聞いたときは正直ビビっていたんですが、なんというか秋山さんがすごく大らかで、何でも許してくれそうな感じの方だったので、けっこうきわどい質問も安心して聞くことができて良かったです!
あと、個人的に印象に残ったのは「人材ビジネスは、ちゃんとやろうとすればするほど儲からない」というフレーズで、すごい深い闇を感じました…。
メディカル・プラネットさんのサービスに関してはどう思ったかというと、単純にコンサルタントだけを比較したら大手の紹介会社よりもこっちのほうが良いじゃん!と思いました。
ただ同時に思ったのは、これって大手の中の人に言わせたらまた違うご意見をお持ちなのかもなあとも思ったので、一度、大手のキャリアコンサルタントに話を聞く機会があったら聞いてみたいですね。
※ 本記事は、株式会社メディカル・プラネット様の提供による記事広告です
- 最終更新日:2020年7月25日
- カテゴリー:ドラおじコラム