結婚を押し切るために転職するのって、どう思う? 転職のプロに聞いてみた

公開:18/10/11 更新:18/10/15

結婚を押し切るために転職するのって、どう思う? 転職のプロに聞いてみた

結婚を押し切るために転職するのって、どう思う?

結婚に向けて転職を考えている者です。転職活動を始めてそろそろ2週間が経つのですが、彼となかなか結婚の話にならないので、転職活動を具体的に進めることができなくて困っています。

彼からはまだプロポーズされていません。しかし私はもう34歳だし、彼とは付き合ってもう3年以上になるので、彼と結婚しないというのは考えられないのです。なので「もう結婚のために転職した」と言ってしまえば結婚を押し切れるのかな……と思っているのですが、それってどう思いますか?

私はいま病院薬剤師として働いているのですが、結婚するなら家庭と両立がしやすい薬局とかの仕事がいいです。実際に私の周りはもうみんな結婚していますが、仕事をバリバリ頑張っている人はいません。私も仕事をすることに疲れてきたし、家庭に入りたい気持ちもあります。

彼とは、友達が結婚してることを話したり、その結婚式に行ったりはしています。また、来年はあそこに旅行に行きたいね〜だとか、ちょっと先の未来の話はよくするのですが、10年後や20年後のような、結婚を前提とした未来の話はしたことがありません。

以前、彼の気持ちを確かめようと思って、テレビでゼクシィのCMが流れたときに「私たちもいつかこういうの買うのかな……」と言ってみたことがあります。しかし、そのとき彼はウンともスンとも言ってくれませんでした。それ以来、彼の真意を確かめるのが怖くて結婚の話をうまく切り出せずにいます。

私はどうしたら良いんでしょうか……?

まずは彼の意思を確かめましょう。転職はそれから。

ドラおじさん

薬剤師専門の大手人材紹介会社から独立した、キャリアコンサルタント。薬剤師転職のプロ。見た目はメタボだけど仕事はめちゃくちゃ頼りになるおじさん。
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もくじ

1.「転職」は1つのカードとして使える

このケースは、やり方を間違えなければだいたいうまくいきます。

結婚に関しては、やはり男性よりも女性のほうがしっかり考えているものなんですよ。だから女性の方が「結婚できるんじゃないか」と思っている時点で、だいたい結婚できるだろうと私は思っています。付き合っている年数も3年とか5年とか、そこそこ長いケースが多いんですよね。相手の年齢も30歳前後で、そろそろ結婚って年齢だったり、あとお互いに既に自分の親に相手を会わせているっていう段階だったりしますし。

たぶん彼氏の方も、結婚について意識はしているんだけど、どう決めていいか分からないみたいなのがあるんですよね。決めてもいいんだけど、別に決めなくてもいいかな、みたいな。それって、もう秒読みじゃんっていう状況ですよね。だから、必要なのは「最後の一押し」なんです。

パターンとして一番多いのは、気弱な、自分からは何も言い出せなさそうな彼氏と、肉食系っぽい女子っていう組み合わせ。で、女性の方が「本当に煮え切らないんですよ……もうじれったくて……」みたいな相談をしに来るっていうやつです。これを、男が情けないな〜と思いながらよく話を聞いていましたね。

私の場合、転職活動を開始する段階でもう結婚の話をさせちゃいます。「わたし転職するんで、もう結婚しませんか?」ということを、彼氏に対してちゃんと言ってもらうということです。私は家庭のために転職するくらい真剣にあなたとの結婚を考えていて、実はもう内定も得ています。なので、あなたも結婚について前向きに考えてくれませんか?と。

転職というのをきっかけにして、話題を作って話を切り出す。そして相手が決断しやすいように、こちらも違う意味で意思決定をしていることを相手に見せつける。けっこう、単純な話じゃないですか?

ただ、結婚を押し切るために転職してしまうのは辞めたほうが良いです。相手に「俺の気持ちも考えずに……」と思わせてしまったら、上手くいくはずだったものもいかなくなる可能性があります。入社の確約はせず、「内定」までで留めておきましょう。

2.結婚話の進め方と、うまい切り出し方

「結婚の話をうまく切り出せない」とのことですが、これもよくあるご相談内容の1つですね。

この手の相談者さんが来たらどうするかというと、まず「ゼクシィは買ったか?」と。話題のゼクハラをしましょう、私の周りの人もやられてますよ(笑)みたいな話をアイスブレイク的にするんですよ。

で、ゼクハラの話で笑いを取りながら、現状がどうなのかを詳細にヒアリングしていきます。具体的には、

・親にあいさつに行っているか?
・結婚したあとのことを具体的に考えているか?
・子供の計画はもう立てているか?
・資金計画は立てているか?
・どこに定住するか決めているか?

……みたいなことをまず、ワーッと確認する。ちなみにこれは結婚のためだけではなく、適切な斡旋先をご紹介するための確認という意味合いもあります。

そして肝心の、結婚の切り出し方について。これは男性側のキャラクターによってベストな伝え方が異なるので、まずは彼氏の人物像について伺います。そして、どういう言い方をすれば婚姻届に捺印しそうか?どのフレーズが1番刺さりそうか?という話を女性とディスカッションして。その上で、実際にそれをやってきてもらって結果を共有し、また作戦を練って……というのを繰り返します。

例えば、まず最初はレベル弱めに「なんか、そろそろ家庭とのバランス取れる仕事にしたほうがいっかな〜」みたいな雑談を、ちょっと控え目な感じで振ってみてもらう。これで反応がどうだったかを聞いて、次に何と言うかを一緒に考える、という感じです。

今回のご相談のケースではこの段階はもう済んでいて、結果は無反応だった……ということなので、じゃあ今度はもうちょっと強めのジャブ打っていこうか?みたいな話をすることになります。

あるいは気が弱い彼氏だったら、すぐに両親のところに連れていって「責任どう取るの?」という話を両親にしてもらう、という方法もあります。もちろんこんなの絶対イヤだという男性もいますから、注意が必要ですが。

ちなみにいまお伝えしたのは、こちら側から何か仕掛けに行くというやり方ですが、仕掛けたり攻めたりするというのが、どうしても抵抗があるという女性もいると思います。そういう場合は「攻めずに待つ」作戦を使うこともあります。

どういうことかというと、例えばクリスマスとか、女性の誕生日みたいな、交際における節目のタイミングってありますよね。その2カ月ぐらい前から、周りのだれちゃんが結婚して、だれちゃんが結婚して……みたいなことをずーっと言い続けてもらうんですよ。加えて「ずっと一緒にいたら楽しそうだね」的なセリフも間にちょくちょく挟んでもらって。で、クリスマスや誕生日などのタイミングで、何かしらアクションがあることを期待して待つ、と。

男性のタイプによって、攻め方は異なります

もうね、自分が何屋なのか本気で分かんなくなりますよ……。あいつは一体なんの話をしてるんだ?って、オフィスでも変な目で見られますし……。

3.「親が心配している」はめちゃめちゃ効く

私の経験上、ものすごく勝率が高いのが「親が心配していることを伝える」です。

これは、ある程度の社会経験を積んで、親の気持ちが分かるようになってきた30歳前後の男性にはめちゃくちゃ効きます。内容としては、いま住んでいるのが実家から遠く離れている場合と、そんなに離れていない場合で分かれます。

まず、離れているパターン。女性側の実家の親が結婚について心配していて、長く付き合っているのにどうしたんだと言われていると。それで「もうお前、今の彼氏とは結婚できそうにないから1回、実家のほうに戻ってきて見合いをしろ」と言われていると。本当、嫌んなっちゃう……っていうことを言うわけです。

ここで重要なのは「だから私と結婚しよう」とか、そういうことを何も言わないことです。親が心配して、色々めんどくさいことを言ってきて嫌になる。以上。大丈夫、あなたは何も気にしなくていい、ただ親が心配してるだけだから、ほんと面倒くさい、嫌んなる……これだけです。これを彼氏に伝えるようにアドバイスして、翌週「結婚できることになりました!」みたいな報告をいただくというケースがとても多かったです。

ただこの話、北海道⇔東京とか、実家から離れたところで暮らしている場合は納得感がありますが、たとえば実家が神奈川で、神奈川⇔東京とかだと、そんなに離れたところに住んでいるわけでもないのに親から心配されているっていうのは、ちょっと不自然なんですよね。

その場合に使うのが2つ目のパターン、「親類の結婚ネタを出す」です。妹がもう結婚しちゃって、とか。親戚がみんな結婚してるんだよね、とか。だから親が「お前は大丈夫なのか?」って心配してうるさく言ってくるんだよね、嫌んなる……と。結局、どちらも親が心配していて「嫌んなっちゃう」っていうことに変わりはないんですけど。

で、それでも彼氏にうまくかわされてしまった場合はどうするか?

その場合は「なんかさ、親が実家に1回彼氏を連れて来いって言ってるんだよね。申し訳ないんだけど、一緒に行ってくれない?」という感じで、実家に行こうという提案をする。ごめんね、巻き込んじゃって。1回どんな人とお付き合いしてるのか知りたいって言ってきたんだよね。めんどくさいと思うけど、行ってもらってもいい?という感じです。

要は、親が心配していることが伝われば良いんですよ。このトークは、結婚に関して白黒つけられるという意味で鉄板です。もし、ここまでやったにもかかわらず「親に会いに行かない」という話になった場合は、残念ながら結婚できる望みが薄いので別れる、という選択を検討することになります。

4.転職先は、結婚できなかった場合も考慮して選ぶ

最後に、転職先の選び方ですね。このケースでは冒頭でお伝えしたとおり、ご相談者様の転職の意思、もう少し言うと「内定を既にもらっている」という事実をカードとして結婚をせまるわけですが、このとき、残念ながら結婚がうまくいかなかったパターンも想定して転職先を選び、選考を進めておく必要があります。

ただこれ実は、結婚できるパターンもできないパターンも、見るべき転職先って結局ほとんど同じになるんですよね。笑

どういうことか?

まず結婚できることになった場合は、やっぱり旦那さんと休みが合っている土日祝休み。かつ、夕飯の支度ができるように、平日も早く上がれる勤務体系を持っているところ。人材が豊富で、人員調整が容易な大手の薬局など。基本、こういうところが候補になります。

次に結婚できなかった場合。今度は、すぐに新しい出会いを作らないといけませんよね。年齢も年齢ですし。そうするとやっぱり土日は比較的休めて、平日も早く上がれるほうが婚活に割く時間が多くなりますから、終業時間は早いほうが良い。かつ、大手のほうが箔が付きますし、雇用も安定していて婚活をする上で有利ですから、紹介すべきはやはり大手の薬局。

ということで結局、どっちにしても同じ「大手の薬局」という選択肢になるので、同じとこ見ときましょうか?みたいな話になっちゃうんですよね……なんかホントに、ひどいことしてるなって気がしちゃうんですけど……。

彼の返事がYESでもNOでも、大手薬局が安心です

なお、転職先の種類としては、薬局もドラッグストアも企業も全部あります。ただ多いのはやっぱり薬局ですね。ドラッグストアは変則的で、普通のドラッグストアだと土日祝休みはかなり難しいので、それが可能なちょっと特殊なドラッグストアが選択肢になります。

企業に行きたいって方には、企業をご案内します。このケースだと、企業、ドラッグストア、薬局の求人を並べたときに、見た目は企業が1番いいんですよ。なぜかというと、9時-18時、残業なし、土日祝休みとかっていう求人が普通にゴロゴロあるからです。ただ、お金のことと、あと子育てのことを考えて、パートでも勤務できるという意味合いで薬局かドラッグストアを選ぶ人が多いですね。

企業に行った場合、産後に扶養内で復帰するのがけっこう難しいんですよ。これが最悪、仕事を辞めて専業主婦になることになっても良いよって方であれば企業は合っていますが、だいたい皆さん「働きたい」っておっしゃるんで。であればやっぱり、薬局で正社員としての実績を3年ぐらい作ってから産育休に入って、産後にパートで扶養内復帰するのがいちばん良いんじゃないですか?という話をすると、「そっちのほうがいいです」って言って薬局に行くケースが多かったですね。

まとめ

結婚を押し切るための転職のしかた

  • 転職という意思決定をカードに、相手に決断を促す
  • 結婚話の切り出しを、信頼できる人と相談しながら進める
  • 「親が心配してて嫌になる」は鉄板フレーズ
  • 結婚できる場合もできない場合も、大手の薬局ならだいたい安心

なお前提として、ここまで婚活に手を焼いてくれるキャリアアドバイザーってたぶんあんまり居ないので、ご相談するときに期待しすぎないほうが良いかなとは思います……。笑

ちなみに個人的な話なんですが、実は私、8つ年上の女性と結婚していまして。で、交際をはじめて1ヶ月目ぐらいのときに、彼女が「もう私けっこう年だから、私と付き合うっていうことは、結婚をそもそも意識してもらっているという前提で付き合ってもらうことになる。それでも良い?」っていう話が出たんですよ。たしか私が24か25で、妻が32か33のときなんですけど。

そのときは、まあそうだよな……と思って。でもそこで「結婚する!」みたいな決断は、特に私はしていなかったんですけど。でも結婚することになったらそれはそれで良いかなとは思っていて、そのまま付き合っていました。で、結果的に交際を初めて2年半くらいで結婚しました。

今考えると当時の私は、結婚したらどうなるのかなんてはっきり言って「?」って感じだったんですよね。まだ若かったのもありますけど、そのときは仕事が面白くて仕事ばっかりしていたので。だから、結婚に関して妻のほうからアクションをしてもらえたのはすごく有難かったです。情けない話ですけど。

結婚、ちゃんとできるといいですね。このケースでもそうですけど、悩んでグダグダするのってホント無駄じゃないですか。だから「転職」をうまく使ってこういう悩みを無くしていくのは、けっこう意味があると私は思っているんですよね。


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大手人材紹介会社にて、薬剤師専門のキャリアコンサルタントとして約20年間従事し、その後独立。過去400名以上の薬剤師さんに対して転職支援をおこなった実績を持つ。

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